2012年9月21日金曜日

Dear 影船八番艦(海皇紀)

最近川原正敏先生の「海皇紀」という漫画を読みました。ミスター月刊少年マガジンの川原先生なのですが相変わらず自分のことを三流漫画家を言っています。キャリアも売り上げも一流なんですけどね・・・

月刊誌で全45巻の大作です。連載終了まで12年かかっています。6・3・3で12年ということなので読み始めているうちに大人になってしまったファンも多かったのではないでしょうか?

大人になってから一気読みする人も多そうです。(自分もその一人)

文明が滅んだ未来の話なのですが、「影船」という高速帆船の船長が主人公の話です。海賊ではなく「海の一族」という設定で、世界の情勢にかかわって行きます。

「三国志」と「宇宙戦艦ヤマト」と「沈黙の艦隊」と自身の作品「修羅の門」を混ぜ合わせた感じの漫画なのですが、先が知りたくなる展開でしばらく寝不足になりながら読みましたよ。

同じような時期に「ワンピース」という大物がいたためとても地味な存在になってしまいました。

この作品中によくでてくるのが天気や風を読むシーンなのですが、動力のない帆船での戦いなのでとても重要になってきます。自分も風が読めるようになりたいと再度認識しました。

少年誌での連載なので過激なシーンもほとんどなく戦争ばかりしているのに主人公は極力人を殺さないように頑張ります。ヒネクレ者のアンチヒーローのような雰囲気なのですが、実際にはポーカーファイスで切れ者の絶対ヒーローでした。

読み終わってみての感想は「子供は憧れないだろうなぁ~~」という感じでした。

子供にはやっぱりワンピースのゴムゴムの方が楽しいでしょうから。

今回のネタはマニアック過ぎですね。

2 件のコメント:

  1.  「風を読む」ですか、ゴルフに弓道やらサッカーまで、スポーツには風を読む技術が多々必要みたいですが、結局「動中静あり」の言葉どうり、行動の最大の効率化は、最大にリラックスした意識の静寂の状態からもたらされるという事ではないでしょうか。心と体が周りと溶け合った時に風は読めると思います。 
     漫画の世界もなんかおもしろそうですね。漫画喫茶に行けば読めるんですかね。読書の秋ですからハマろうかな~。(~o~)

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    1. 風に関しては長い道のりを進んでいる最中です。修行中です。

      自分は漫画の全巻セット売りで商売になるかも知れないと思っています。実際成功している人もいますし。

      ただ、少女マンガが理解不能なため躊躇しています。人口の半分は女性ですからそれを無視するのはダメですね。

      漫画はあくまでサブカルチャーです。基本的に面白いものなのですがたまに受け狙いで後味の悪い作品に出会うことがあります。しかし、そういうのを好む人もいるから出版されるわけです。

      漫画喫茶やネットカフェで他の客と被らなければ読めますよ。(^_^);

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